株式会社 冨士建設

農地区画整理事業

農地区画整理事業のご案内「大井町山田石河ら山土地改良区」

荒廃した里山(山林、畑、水田)を再生し、農業経営が可能な農地に改良し、農業振興と併せて生活環境 の改善を図ることを目的に、土地改良事業を大井町山田石河ら山地区にて行い、令和元年に完成、令和4年に事業を完了いたしました。

【事業概要】

(1)事業名称   「大井町山田石河ら山土地改良区」
(2)実施場所   足柄上郡大井町山田字石河ら山1744番地外79筆
(3)区域の面積  3.18ha (内訳:農地1.08ha、山林1.64ha、道水路0.2ha、国有畦畔0.25ha)
(4)地権者数   25名(内当改良区参加者16名)

【事業計画】

(1)施工期間   平成23年度〜平成30年度(完了)
(2)土砂受入数量  192,000㎥
(3)農地造成面積  農地2.35ha、道路・水路等0.55ha、山林0.28ha
   ※完成後の主な農地利用は、茶園、果樹園(柿・梅・栗・みかん)等の栽培を計画しております。
(4)道路・水路の整備  ①道路 計画幅員4.0m、延長800m ②排水路 計画幅員2.0m、延長640m
(5)事業規模  概算 約4億円  

【当改良区事業の特徴】
(1)公共建設発生土の活用

厳しい農業経営の中、整備が行き届かない山間地域の農地の土地改良事業には膨大な費用がかかり、地権者である農家単独での事業は大変難しい状況にあります。そこで、公共工事で発生する土砂を利活用することにより、国、県等の補助金を利用することなく農地整備を施工できることが当事業の最大の特徴であります。

(2)環境に配慮した事業計画

農地整備を実施することにより、整備が行き届かなかった山林や河川の整備も併せて行うことにより周辺環境の向上、生態系の保全も図ることが可能となります。農地整備と併せて施工する道路、排水路の整備により、周辺の山林、河川へのアクセスも改善され、荒廃しつつある山林の整備が容易になり、台風等による自然災害の低減にもつながります。

<大井町山田石河ら山土地改良区案内図>